グバイドゥーリナは、旧ソ連内のタタール(タタルスタン)共和国で生まれた、現在も活躍中の女性作曲家です。女性作曲家の中でも最も有名な一人といえるでしょう。 ソ連にも現代音楽にも明るくない私ですが、必要があって文献などを調べた際のおぼえがきとしてここで紹介します。元々詳しくないのでタタールの歴史やなんやかやもメモってます。ただし、なにぶん二次的資料なのであまり信用しすぎないでくださいよっ(笑) もっときちんとお知りになりたい方は、ぜひ参考文献の項にあるものをあたることをおすすめします。日本で手に入るものばかりです。 間違いや疑問点はどうかメールにてご指摘ください。 |
1957 | ピアノ5重奏曲 |
1958 | シンフォニー |
1959 | ピアノ協奏曲 |
1961 | インテルメッツォ |
1962 | シャコンヌ(ピアノ) |
1965 | ピアノソナタ 5つのエチュード(ハープ、コントラバス、打楽器) |
1968 | カンタータ《メンフィスの夜》 |
1969 | カンタータ《ルバイヤート》 |
1969-70 | 《生きているもの−生きていないもの》(シンセサイザー、テープ) |
1971 | コンコルダンツァ(10重奏) |
弦楽四重奏曲第1番 | |
1974 | 《ざわめきと沈黙》(チェンバロ、チェレスタ、打楽器) |
チェロ独奏のための10の練習曲 | |
1977 | ハープシコードと打楽器のための音楽 |
1978 | 《深き淵より》(バヤン) |
1979 | 《イン・クローチェ》(チェロ、オルガン) |
1980 | 《オフェルトリウム》(ヴァイオリン協奏曲) |
1982 | 《キリストの最後の7つの言葉》(チェロ、バヤン、弦楽合奏) |
1986 | 《声・沈黙》 (12楽章の交響曲) |
1987 | 《T.S.エリオットへのオマージュ》 |
1989 | 《プロ・エ・コントラ》(オーケストラ) |
《問われぬ答え》(3つのオーケストラ) | |
1990 | 《アレルヤ》(独唱、合唱、オルガン、6打楽器、チェンバロ、チェレスタ、ピアノ、オーケストラ) |
1991 | 《時間の本より》(チェロ、オーケストラ、男声合唱、語り手) |
1994 | 弦楽4重奏曲第4番 |
《タイトロープの上のダンサー》 | |
1997 | ヴィオラ協奏曲 |
《太陽の歌》(合唱、チェロ、二つの打楽器) | |
1998 | 《二つの道》(2ヴィオラ、オーケストラ) |
1999 | 《イン・ザ・シャドー・オブ・ザ・トゥリー》(筝と琴の協奏曲) |
2000 | ヨハネ受難曲 |
●世界文化賞 | 1998年音楽部門で受賞。プロフィール・主要作品・略歴・エッセイが掲載されています。ご本人の写真あり。 |
●国際シンポジウム「ユーラシアの風」 ●研究室を訪れた人々 1996年度 |
「東京大学文学部 人文社会系研究科 スラヴ語スラヴ文学研究室」さんのページ。来日した際こちらで何度か講義を行っています。その概要が読めるほか、来日中の様子もレポートされています。 ロシア文化・芸術・文学についての内容は特に興味深いのでそちらもぜひどうぞ。 |
●タタルスタン共和国 | 「ロシア情報ステーション」さんのページ。タタール共和国の歴史・地理・民族・気候など基本的な情報がわかります。ロシアの他の情報も満載。 |
●GUBAIDULINA:The Canticle of the Sun, Music for Fl. Str. and Perc. | 「ジュラシック・ページ」さんのCD解説「おやぢの部屋」より。8月10日の欄で鋭い批評と共に「おやぢ」さまのギャグが炸裂。 |
●Sofia Gubaidulina | 【英語】略歴、作品表、リンク集など。写真もあります。 |
●A Russian Composer's Path to Freedom | 【英語】1997年タングルウッド音楽祭での様子。 |
●Sofia Gubaidulina | 【英語・】略歴・作品表・写真などがあるデータベース。 |
●Structural Symbolism in the Music of Sofia Gubaidulina | 【英語】《イン・クローチェ》(1979)と《喜びと悲しみの園》(1980)における象徴主義を分析したFay Neary氏による博士論文。 |
●Tatarstan on the Net | 【英語】カザン州立大学による、タタール(タタルスタン)共和国の文化・歴史などのサイト。 |
●Republic of Tatarstan Official Web-site | 【英語・ロシア語・タタール語?】タタール共和国公式サイト。 |